最低限やっておきたい「デジタル終活対策」

もし自分の身に何かが起きたときのことを考え、「デジタル終活対策」は、高齢者だけではなく、デジタル機器を扱うすべての方々が日々心掛けて準備しておいた方が良いと考えます。万が一、私共のようなプロの専門家に調査を依頼した場合相応の費用が掛かるためです。

最低限抑えておきたいポイントとしては単純明瞭で、個人用IDとパスワード管理する表を作成しておき、家のどこかにしまっておくことです。
表はシンプルにExcelなどで作成すれば十分だと思います。サンプルを以下に置いておきます。

個人用ID・パスワード管理表

リーズナブルな保管方法としては、今は鍵付きの日記帳など一定のセキュリティを確保できる様々なツールがあると思いますので、それらを活用すると良いと考えます。

万が一の際、自分以外の人間が絶対に中を見れない場所に保管するのではなく、力ずくで壊せるセキュリティボックスなどに入れて部屋のどこかに隠しておく類の方法であれば比較的誰でも簡単に実行できる「デジタル終活対策」になると思います。

そもそも、自分だけが知っていれば良い個人情報を力ずくで他人が見ることができる余地を与えてしまうのは有り得ない、といった意見もあるとは思います。しかし万が一、自分の身に何かが起きたとき、共に生活する家族や親族に限り、そのような余地を与えておくのは必然とも思います。

個人用のIDとパスワードは定期的に変えることと思いますので、管理表を一定期間で棚卸することも忘れずに行っておくと良いでしょう。

日本郵便終活紹介サービスの試行エリア拡大のプレスリリース

2019年2月15日に、日本郵便株式会社は、「終活紹介サービス」について、2019年2月19日(火)からサービスの試行エリアを東京都全域に拡大するとのプレスリリースがありました。

株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン信託 ならびに日本ATM株式会社と業務連携し、 葬儀、お墓、相続手続きなど、お客さま一人ひとりのニーズに応じて対応できるようとの目的で2018年10月から試行実施中のサービスになります。

試行開始当初は東京都内40郵便局での実施のみでしたが、今回東京都内に拡大するとのことですからサービスとしての見通しが高まったと見ることができると思います。

私共は、万が一のパソコンやスマートフォンなどデジタル遺品の処置についてお困りの方々を対象としたプロフェッショナルサービスを主に提供しています。ただ、 突然訪れるデジタル遺品の処置は双方大変困難を伴いますので、終活準備についても積極的にブログなどでご紹介していこうと思います。

デジタル遺品整理サポートサービス「DI-SEARCH」ウェブサイトを作成いたしました。

平素大変お世話になっております。

このたび、DI-SEACH 〜DIサーチ〜のウェブサイトをオープンさせていただいた、神奈川県横浜市のパソコン健康クリニック(DIサーチ部門)と申します。

デジタル遺品の整理で困っていらっしゃるご遺族様の一助となるべく、ITの専門家である私を中心に法律や経営の専門家を招き、新サービス DI-SEARCH 〜DIサーチ〜 を立ち上げさせていただきました。

パソコンやスマートフォンなど各種ITサービスが老若男女問わず爆発的に発展を続けている一方で、故人のデータの扱いがセンシティブな問題となっています。

私達は東京・神奈川を起点にIT関連の総合サポートサービスを手掛けております。DI-SEACH 〜DIサーチ〜 は、現在サービスご利用者様からお受けする故人のデータに関するご相談内容と、私達が持ち合わせているノウハウの融和性は極めて高いと考えております。

デジタル遺品の整理についてはモラルや法的な問題があるため、従来の事業(パソコン健康診断クリニック)ではお取り扱いをしておりませんでした。

本サービス DI-SEARCH 〜DIサーチ〜では、法律や相続の専門家と密に連携しておりますので、デジタル遺品の整理というセンシティブな問題に対応することが可能です。

お困りの方がいらっしゃいましたら、遠慮なく声がけいただければ幸甚です。

今後ともよろしくお願いいたします。

パソコン健康診断クリニック
DIサーチ部門
https://www.pc-shindan.com/